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『煬帝』 [-2018読書]

北周(ほくしゅう)の重臣・楊堅(ようけん:後の隋(ずい)の初代皇帝=文帝)の次男として生まれた楊広(ようこう:後の2代皇帝=煬帝(ようだい))は、利発で美しく、周囲の期待を一身に集める少年だった。だが、その心底には誰にも見えない闇が…。中国史上最凶の暴君として知られる煬帝の生涯を、壮大なスケールで描く歴史大作。 ・・・上巻紹介より

文帝が興した隋は陳(ちん)を滅ぼし、ついに中国統一を成し遂げた。帝国の実権を狙う楊広(煬帝)にとって、最大の邪魔者は放蕩な皇太子である兄、楊勇(ようゆう)。謀略の限りを尽くして、兄を廃そうと企む楊広は…。やがて皇帝に即位すると、高句麗侵略に執着して内政は混乱を極める。各地では内乱が勃発、酒色に溺れ現実から逃れた楊広はついに……。隋帝国わずか2代の興亡史はいよいよ破滅的クライマックスへ。・・・下巻紹介より

『煬帝』    塚本青史 著    日本経済新聞出版社

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煬帝を「よう “ だい ”」と読むのは珍しい。
例えば、秦の始皇帝「しこうてい」、漢の武帝「ぶてい」、明の永楽帝「えいらくてい」、
清の乾隆帝「けんりゅうてい」など、ほとんど「※※ “ てい ” 」と呼ばれるのにだ。
たぶん、それはあまりの暴君ぶりゆえに特別扱いなのかもしれない。
また総延長は日本の長さにも及ぶ大運河を4本も開削した大土木工事も有名で、
これは後世の役に立っている。

さすが、さまざまに中国はスケールがデカい。
現在は近代化が遅れ、実質上一党独裁の怖い国だが、
歴史上排出した人材、遺したものは常に世界の最先端国であったのだ。

この勢いで次も中国ものを読もう ♪

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