山形県高校駅伝大会2020 長井編（3）

4号は小学生時から、
様々な駅伝を走らせて貰ったが、
たぶんこれが最後の勇姿となろうで、
瞼の記憶に焼き付けるのみ･･･。

さてレースは前半の1周目が終了し、
後半の2周目は4区から最終7区まで。
では、その4区のコース紹介。

〈第3中継所〉競技場→フラワー長井線踏切→遠藤肉店交差点→びっくり市・長井警察署→四ツ谷交差点→長井高校→五叉路交差点→T字路→まるじゅう食堂→山一醤油→錦屋長井店交差点→ウェルシア長井本町店→菓子の中央安城交差点→きらやか銀行長井中央支店→山形銀行長井支店→大町通り商店街→十日町一丁目・二丁目交差点→山形トヨペット→マツヤデンキ交差点→タイヤセレクト交差点→ラーメン有頂天→あかしあ橋→パチンコダイナム→アジタローソン→平野屋→致芳児童センター→〈第4中継所〉までの8.0875km。

「注目ポイントはどこですかね？セコさん」
「ハイ、あかしあ橋の坂を上ってからの、
　残り2キロの切り換えでしょうね、ハ～イ」

(￣∇￣)ﾆﾔﾘ、さぁいってみよう！

［ やっぱり：ROUND TRIP / DIMENSION ］

この山形県大会の4区は、
実は重要区間と位置づけられているようで、
過去にも各校エース格が投入されてきた。
これはこのコースの、
特性によるものなのか不明だが、
今回も強豪校はそれを伺える布陣だ。

その4区に長井は4号だが、
元々400-800mの短距離選手で、
長距離は決して得意ではないのに、
親子共々その采配がよく判らん (-_-)？

が！まずは与えられた仕事をこなすべし！
そこで辛くなるだろう後半の、
セコさんも仰ったポイントの、
この野川を越える長大な、
あかしあ橋への上り坂で、
気合いを入れようと思う。
残り2.5kmでは早すぎる地点とも思うが、
画になることも考慮して (^_-)☆

先ほどの失敗を反省し、
今回は要領良く早めに到着だ。
コース脇足元の草花を眺め、
気付いてくれよう、くれまいが、
奇麗に咲き誇る様子は、人もまた同じ。
草花も人も、その数だけ物語がある、
と、つい文化人は暇で詠んでしまう。

やがて、いよいよ賑やかに、
トップで優勝候補の東海大山形が、
エースで決めにかかる模様だ。

続くは進学校でもある公立校の雄、
山形南が1区の流れに乗り追走だ。

3位酒田南の後に、
遠くからブツブツと聞こえるは実況中継だ。

4位と5位が逆転し、
山形中央が九里学園の前へ。
その中継、撮影の様子から、
オレもTVへ映ったかも (*^_^*)

帰宅後に観てみると当たり！
くの字でポキッ！
つーか、「女」？ ゴル兄？(￣∇￣)

また、その直前映像では、
変質者のような怪しい仮装で、
併走した輩がいたが、
坂を上っては来なかったな･･･。

ところでこれまた帰宅後観ると、
第4中継所前では再逆転し、
九里学園が先行して襷を繋いだが、
その件に関して放送、コメントも無し。
相変わらずのローカル魂は死せず (-_-)


さて続々と選手がやって来る。
「ガンバレー！」
「ふぁいと～！」
と、米工の3年生が駆け上ってきた。

「前見えるぞ！
　追っかけろ！抜けーヽ(ﾟДﾟ)ﾉ」

その後4号を待つが、
待てど暮らせど･･･来ない！
どうなってんだ？日が暮れるぞ (>_<)

･･･で、待つこと幾年月･･･、
ようやく、らしいシルエットが･･･。

「もうガンバれるのはここしかないよ～」
と、たかぎなおこのマラソン本に出てたように、
「もうガンバれるのは2.5kmしかないぞ！」
とでも声援してみたかった
（8kmでの2.5kmは如何と思うが (^_-) ）。

･･･が前後に人影は無く、ガチな孤独走では、
今さら順位もへったくれも無しと思い、
「お～い 」
と体を乗り出して気楽に手を振り、
「がんばれよ～♪」
と気の抜けた声援を ~(￣∇￣)~

そして後ろ姿を狙うと思いきや、
なんと！！！
カメラのバッテリーが突然切れた！
あ"ー！(O_O)
初歩的な痛恨の凡ミス （×_×）

くっ･･･なれば瞼に焼き付けるのみ！
クルマは進行方向側に駐めているので、
追いかけダッシュ！
続くぞ4号！
･･･が現実は超スローなカメ走りで、
瞬く間に4号の姿は小さくなって行く。

ゼィハァゼィハァ･･･
あー、終わったんだ･･･。

遠く小さく消え去る姿に、なぜか急に、
寂しい感に襲われてしまったは、
最後の子が、あと1年半後は大学進学で、
我らの前から姿を消すの予兆幻影かも (>o<)

さてさて･･･
後の4号談によると、
今までに無いほどに精魂を込めて、
一生懸命に走ったらしい。
前半は地元校ゆえか、
沿道の声援が大きかったことで、
みっともない走りは出来ない！と。
そして後半は繰り上げスタートまで、
是が非でも間に合うように＝襷の責任でと。

残り20秒のギリギリだったとか。
（本大会は首位通過から何分ではなく、
　予め「この時間＝○時×分」
　と決まっているらしい）

汗と涙の染み込んだ襷を、
とにかく次の仲間へ託すのみ！！！
そして バタッ！と倒れ込んだとか。

「そっか、頑張ったようだけど、
　お前の好きな大迫傑は、
　ゴール後に倒れるヤツはダメだ、
　とか言ってるぜ (^_-) 」
「なぬっー(｀ε´)！！！！！！！
　今回それは受け入れられない！
　メッチャ疲れたよ～ (--#);;; 」

何はともあれ、
完全燃焼の模様で、
ラスト駅伝ランを締めくくったか。

こんなドラマの中継を、
長井高で妄想してみるが、
4号もセーフ ~ (￣∇￣)~ﾎﾎﾎ

次はゴールの競技場へが例年だが、
不可な今年は近くのファミマだ。
問題の写真撮影は保険で準備していた、
サブカメラにて救われた (￣｡￣;)

すると先輩Kが居るではないか。
「オッス！お疲れ (^^)/
　昨年の神ったK太のような展開は無いな～」
「･･･で、どこ進学するんだ？
　あー？イギリス留学～？」･･･等々。　

トップはそのまま東海大山形で、
以下もいつもの強豪校で変わらないか。

「ヨネコーらすとー！」
この声援も最後かもで感慨深い。
3号在籍時はホント愉しかった。
保護者懇親会も含めて (^^)ﾅﾂ~♪

やがて長井もやって来たか？

「た○○ー！ラストー！」
先輩達の最後の気合い注入だ。
「ドヤドヤ来た前の方だったぞ、
　いっぱい抜いたんか？ヾ(＾v＾)k」

が、実はよく見ると白襷！
繰り上げ集団だったのか･･･(~_~;)

まずは無難にゴールか。
よくやった長井！ヽ(ﾟДﾟ)ﾉ

「長井、良いレースでしたね？セコさん」
「ハ～イ、襷の絆 魅せましたね！
　この後はしっかり勉強して、
　みんな早稲田へ来てほしいですね！ハ～イ」

　･･･（まだやってるオレ (^_-)☆）

つーことで、
選手、部員、役員等々、
みんな、お疲れさまでした <(_ _)>
小さくも眩しい物語に魅せられたぜ！

その後は地元の4号たちは後片付けで、
解散時間まで間があるので、
興奮と残夢感に抱かれて、
オレも軽く老後の明日へ走っか！(^_-)☆

そして学校へ迎えに推参。

ちょうど録画放送で女子の部が始まる。

買い物をし約1時間後に帰郷すると、
程なく男子の部が始まった。
今日のレースを振り返ると共に、
実は前日は4号の誕生日だったが、
今日のために控えていたので、
今夜が祝宴だ ( ^_^)／□☆□＼(^_^ )ｶﾝﾊﾟｰｲ

たぶん、ついに、4号の駅伝は終わったか。
今回も存分に愉しませて貰ったが、
まず、それはコロナ禍での大会開催を感謝だ。
そしてもちろん仲間達にも (^_-)☆

長井も米工も永遠に不滅だ。
後輩達も魅せておくれ！
陸上、駅伝 永久（とわ）に万歳 ヽ(ﾟДﾟ)ﾉ


･･･以上、虚実 ない交ぜ やりたい放題
最後までお付き合い センキュー <(_ _)>
（おわり）


PS．
今年は昨年末に燃えた、
親子マラソンの展開もなくつまらんなぁ (-_-)
→　小川和紙マラソン大会2019（1） （2）