『破天の剣』 [-2018読書]
群雄割拠の戦国時代。
九州は薩摩の戦国大名・島津貴久の四男として生まれた家久。
若年の頃より祖父・島津日新斎から「軍法戦術に妙を得たり」
と評価されるほどの戦上手であった。
一方、兄弟の中で家久一人が母親の違う出自の為に、
その深い悩みを抱えていた。
その思いを払拭するかのように家久は、
豊後・大友宗麟、肥前・竜造寺隆信という名だたる大大名を打ち破り、
島津氏の九州統一に活躍をみせる。
しかし、時の権力者、豊臣秀吉と弟、秀長がその前に立ちふさがり、
島津は20万を超える豊臣の大軍と戦うことになる・・・・・・。
九州の覇権争いの中で、島津に現れた猛将・島津家久。
戦国きっての戦上手で孤高の漢による戦の攻防、
そして兄弟との葛藤、波乱に満ちた生涯を、気鋭の作家が描く!
日本の戦国合戦史の、特に大勢力に統合された終盤期で、
大名3名を直接討ち取った武将って、ちと記憶にない。
沖田畷の戦いで龍造寺隆信を、
戸次川の戦いで長宗我部信親、十河存保を。
その実績により島津家久は上杉謙信クラスの戦上手との評価もうなずけるが、
その呆気ない死がまた、豊臣秀吉に恐れられて毒殺された、
などとの噂となることで、さらに伝説に祭り上げられたと云えるかも。
知らぬ作家であったが、
その謎のマイナーな武将の生き様を歯切れ良く表現し、
ページをめくるのが愉しい歴史小説であった (^^)d
九州は薩摩の戦国大名・島津貴久の四男として生まれた家久。
若年の頃より祖父・島津日新斎から「軍法戦術に妙を得たり」
と評価されるほどの戦上手であった。
一方、兄弟の中で家久一人が母親の違う出自の為に、
その深い悩みを抱えていた。
その思いを払拭するかのように家久は、
豊後・大友宗麟、肥前・竜造寺隆信という名だたる大大名を打ち破り、
島津氏の九州統一に活躍をみせる。
しかし、時の権力者、豊臣秀吉と弟、秀長がその前に立ちふさがり、
島津は20万を超える豊臣の大軍と戦うことになる・・・・・・。
九州の覇権争いの中で、島津に現れた猛将・島津家久。
戦国きっての戦上手で孤高の漢による戦の攻防、
そして兄弟との葛藤、波乱に満ちた生涯を、気鋭の作家が描く!
日本の戦国合戦史の、特に大勢力に統合された終盤期で、
大名3名を直接討ち取った武将って、ちと記憶にない。
沖田畷の戦いで龍造寺隆信を、
戸次川の戦いで長宗我部信親、十河存保を。
その実績により島津家久は上杉謙信クラスの戦上手との評価もうなずけるが、
その呆気ない死がまた、豊臣秀吉に恐れられて毒殺された、
などとの噂となることで、さらに伝説に祭り上げられたと云えるかも。
知らぬ作家であったが、
その謎のマイナーな武将の生き様を歯切れ良く表現し、
ページをめくるのが愉しい歴史小説であった (^^)d
2014-01-25 08:25
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