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『PL学園最強世代 あるキャッチャーの人生を追って』 [-2018読書]

今となっては伝説となりつつあるPL学園野球部。
その最盛期がKK時代とその2年後の春夏連覇の世代。


新チームの秋では大阪第3代表で近畿大会へ進み、
何とか春の選抜出場を決め、その選抜も危なっかしい優勝であったが、
夏は名実ともに強かった!特にあの3本柱は違反だろ~(^^)
(そして常総学園甲子園デビューの鮮烈な印象・・・
 つーか、取手二から移籍した木内監督の再登場が印象的だった) 




栄光の春夏連覇、あれから28年が過ぎた・・・
桑田・清原の2年後輩、名門PL学園に集められた野球エリートたち。
勝利を求めてひたすら辛い練習に励んだ日々。
そして手にした優勝旗。
順調に見えた人生は理不尽な病によって一変した。
いつ消えてもおかしくない生命と正面から向き合う、
かつての甲子園球児の誇り高き人生。

立浪和義、片岡篤史、野村弘樹・橋本清・岩崎充弘の投の3本柱・・・。
1987年甲子園を春夏連覇したPL学園は「史上最強」と称されていた。
チームの正捕手を務めた伊藤敬司もまた、
中心メンバーとして優勝へ大きく貢献した。
伊藤はPL学園を卒業後、青山学院大学を経てJR東海野球部へ入部。
プロという夢は果たせなかったものの、野球部を引退後は、
大企業のサラリーマンとして第二の人生をスタートさせた。
しかし、順風満帆と思えた人生は、理不尽な病によって一変した。
難病・ALSを宣告されたのだ。
身体は日々動かなくなっていき、やがては声も失った。
昨日できたことが今日できない恐怖、
介護なしでは生きられない情けなさ、残していく家族への不安……。
そんな思いを抱えながら、それでも伊藤は毎日を懸命に生きている。
伊藤にとって、PL時代の春夏連覇はどんな意味を持っているのか。
男は今、何を思い難病と戦っているのか。
過ぎ去りし青春と友情の日々と、彼を励まし続ける仲間たちの物語。

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本書口絵写真には、
今ではまさにレジェンドなメンバーに囲まれる著者の姿。
結果的にプロに進めなかったが、
他にも凄いメンバーが揃っていた当時の最強校。

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その春夏連覇チームの当時の様子を知りたく手にした本書だが、
ALSという難病と闘う著者の生きざま、周囲の様子等が重く胸に響いた。

私の友人も同じ病でこの世を去った。
元気なときの彼のことを思い出させられて、
いろいろと考えさせられた。


PL学園最強世代 あるキャッチャーの人生を追って

PL学園最強世代 あるキャッチャーの人生を追って

  • 作者: 矢崎 良一
  • 出版社/メーカー: 講談社
  • 発売日: 2015/05/08
  • メディア: 単行本



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