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『挑戦 - 炎のランナー中山竹通の生き方・走り方』 [2019-読書]

1980年代は日本男子マラソンの黄金期。
世界の頂点は限りなく近かった!
宋兄弟、セコサン、児玉、伊藤、新宅、
谷口らに、異彩を放つ中山竹通だ。

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翌年のソウルオリンピックの、
実質一発選考会の1987年福岡国際マラソンでの、
みぞれ混じりの中での独走は圧巻のひと言!
伝説のレースとしていつまでも記憶に残る。


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その時の(もちろん)薄底シューズが泣ける。
彼らが最新厚底を履いたら5分は速いかも。

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しかし1988年ソウルオリンピックの、
男子マラソン金メダル最有力候補ながら、
トレーニングの疲労が抜けず4位と惨敗。
「・・・一歩、二歩!中山遅れた!!」
と悲鳴のような中継が今も耳に残る。

4年後の1992年のバルセロナオリンピックは、
選手ピークは過ぎていたが、
粘りの4位は価値があると記憶する。


その強烈な個性ゆえに、
マスコミにいいように書かれた被害者だ。
背景、姿勢、結果を出す等、
プロフェッショナルらしくて、
カッコ良かったがな ヾ(^v^)k

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最後の著者の感想が的確か。

すこぶる野放図にして、すこぶる繊細
すこぶる攻撃的にして、すこぶる合理的
すこぶる熱き魂にして、すこぶる冷ややか

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オレは中山の発言諸々は、
常に本質を突いて小気味よいと感じる。
あの頃も陸連らが腐っているし、
マスコミもセコサンと対立してるように、
面白おかしく煽るだけで同様だ (--#)

・・・
既に22年が経過した、
2000年3月の発刊と古いが・・・

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・・・値段が高い=価値が落ちない。
本書内容が良かったので納得。
MY書棚殿堂入り決定!ヘ(・.ヘ)(ノ.・)ノ

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セコサンとの確執云々は、
マスコミが面白く煽っただけか。

「(仲が)いいとか悪いとか、そういう親しい関係ではなかったし、あくまでも自分の大きな目標だった。尊敬していなければ目標にはならない」

トークショーにセコサンとともに出演した時、
冒頭にセコサンが「オレは中山のことが好きだけど、中山は(オレのことが)嫌いだった」と発言したのに対し、中山は「ずっと雲の上の存在。それと勝負とは違う」と返答した。

・・・カッコいい ヾ(^v^)k

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また、ホントにセコサンを嫌いだったら、
息子をセコサン母校の早稲田大学へ、
入学入部させていないと思う。

いつぞやの、
東根さくらんぼマラソン大会にも、
ゲストランナーで来たことがある。
「アップしている時でも違った。
 頭に位置が動かないんだもの」
その時参加の " 相棒 ” の目撃感想だ。
いつもいつもヤツは羨ましい。
その前はセコサンと握手したり (`ε´)

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両名のサインが欲しいなぁ。
大会へ参加すれば会えるかな。
そんな日を目標に、
オレも走り続けなくては!
(が現在3kmも走ると、
 へばっている・・・(^▽^))


挑戦―炎のランナー中山竹通の生き方・走り方

挑戦―炎のランナー中山竹通の生き方・走り方

  • 出版社/メーカー: 自由國民社
  • 発売日: 2000/03/01
  • メディア: 単行本



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