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『虚貌』 [-2018読書]

警察小説にハマった今年、様々な作家、作品に触れてきたが、
いつかこのような題材、描写に遭遇することを覚悟はしていたが・・・。


【上巻】 21年前、岐阜県美濃加茂地方で、運送会社を経営する一家が襲われた。社長夫妻は惨殺され、長女は半身不随、長男は大火傷を負う。間もなく、解雇されていた従業員3人が逮捕され、事件はそれで終わったかに見えたが…。恐るべきリーダビリティーを備え、ミステリー小説界を大いに賑わせた、怪作にして傑作。待望の文庫化。

【下巻】 嵌められた男の出所から、新たなる惨劇が幕を開ける。21年前の事件の加害者たちが、何者かによって次々と惨殺された。癌に侵されてゆく老刑事は、この事件を最後と決意して命懸けの捜査に乗り出した…。それぞれの人生が交錯するクライマックスまで、一瞬たりとも目が離せない!これがエンターテインメント小説の最前線だ。 
                                 ・・・以上 Amazon 作品紹介より

P1280576.JPG

序盤で描かれる一家が襲われるシーンで子どもたちは何とか死を免れるが、
その設定で長女が中学生(だったかな?)、長男が小6で、
特に長男への放火、被災の凄惨なシーンに胸が締め付けられた。
罪も無い純朴な子どもたちへなんということをしやがる (絶句)
例え物語りとはいえ、ウチの3、4号と近い設定だから・・・。

推理ものとしては掟破りのトリックとなるので賛否両論となるが、
登場人物それぞれの生き方の掘り下げがドラマ性を一段と強くしている。
オレは、あのラストにより重いテーマから救われたかも。


次の展開が気になり久しぶりの、ほぼ徹夜本だ。
ゆえに今日は寝不足で一日中頭痛であった。

そして何となく、
子どもたちはオレがしっかりと守らなくては!
と、つい鼻息を荒くあらためて決意する、影響されやすいオレだ (--#)


虚貌〈上〉 (幻冬舎文庫)

虚貌〈上〉 (幻冬舎文庫)

  • 作者: 雫井 脩介
  • 出版社/メーカー: 幻冬舎
  • 発売日: 2003/04
  • メディア: 文庫



虚貌〈下〉 (幻冬舎文庫)

虚貌〈下〉 (幻冬舎文庫)

  • 作者: 雫井 脩介
  • 出版社/メーカー: 幻冬舎
  • 発売日: 2003/04
  • メディア: 文庫


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