SSブログ

『アディダスVSプーマ もうひとつの代理戦争』 [-2018読書]

世界のスポーツ市場で競い合う「アディダス」と「プーマ」。
この両ブランドは、ドイツの小さな村で反目し合う2人の兄弟、
アドルフ・ダスラーとルドルフ・ダスラーによってそれぞれ設立された。
両社は長年にわたって火花を散らし、
スポーツビジネスを様変わりさせた。
綿密な調査・取材で、その内幕を描く。

1920年代、ダスラー兄弟は製靴事業で成功を収めた。
だが、2人は正反対の性格で、しばしば衝突を起こすようになる。
48年、アドルフは自分の名前と姓を縮めたアディダスを、
ルドルフは名前をもじった「ルーダ」を、
より軽快にしたプーマを立ち上げる。

アディダスはメルボルンオリンピックで選手に靴を無料配布し、
ブランドを浸透させた。
次のローマオリンピックではプーマも一流選手と接触し、
靴を無料提供する。
次第に舞台は、サッカーのワールドカップなどにも広がり、
有名選手の囲い込みが激化する。
やがて、衣料分野にも進出し、
様々なチームとスポンサー契約を結ぶようになる。
「ナイキ」など他メーカーも絡み競争はさらに激しくなっていった。

ワールドカップは国と国との代理戦争と呼ばれる。
舞台裏では巨大利権と有名選手を巡り、
また別の熾烈な争いが繰り広げられていることが分かる。

・・・・・・・・[Amazon 商品説明より ]

PB080003.JPG

同じく adidapo さんのコメントが全く同感なので引用させて頂く。

adidas創業時の歴史から現在に至るまでの発展が、
この一冊で深く理解することが出来た。
特に、adidas好きな人・スポーツビジネスを学びたい人、
・マーケティングを学びたい人、
にとってはとても参考になる書物だと思う。

というのも、adidasブランドの確立・スポーツビジネスという、
新しいマーケットの創出から各スポーツメーカーとの攻防までが、
物語風のテイストで描かれていてとても読みやすい。

特に、サッカーW杯やオリンピックが、
巨大ビジネスに発展するまでの経緯が面白い。
そこには、サッカー協会やJOC、広告代理店など、
様々な利害関係や人間関係が交差していた...。

興味のある人にはぜひ、読んで頂きたい一冊だ!


・・・・まったく、まったく (^^)
ちょうど10年前発刊の古い本で、
字も小さくて、ページにびっしりで多いなぁ、
と始めはやや腰が重かったが、
なになに、翻訳は違和感が無く、
読み進めると面白く興奮し瞬く間に読破!
adidapo さんのコメントそのまま <(^^)>

uniform-500x472.jpg

また、昨日発表されたサッカー日本代表の新ユニフォームも、
企業として利益追求するスパイラル活動の一環、
と妙に冷めて感じてしまった、影響されやすいオレ (^_-)


アディダスVSプーマ もうひとつの代理戦争 ((RHブックス・プラス))

アディダスVSプーマ もうひとつの代理戦争 ((RHブックス・プラス))

  • 作者: バーバラ スミット
  • 出版社/メーカー: 武田ランダムハウスジャパン
  • 発売日: 2010/04/10
  • メディア: 文庫



nice!(0)  コメント(0) 

nice! 0

コメント 0

コメントを書く

お名前:
URL:
コメント:
画像認証:
下の画像に表示されている文字を入力してください。

※ブログオーナーが承認したコメントのみ表示されます。

Facebook コメント