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『ふしぎな鉄道路線』で謎が解けた [2019-読書]

ウルトラ守備範囲どストライク趣味。
<<<鉄道と地理&歴史 d(^^)>>>
路線や駅位置の決定の歴史は男の浪漫。

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かつて東京と大阪を結ぶ大幹線は、
東海道よりも中山道が、
最有力な計画であったことは有名だ。
当時は日清、日露戦争前夜で、
兵站線確保の意味から、
海上から攻撃を受けやすい海岸線よりも、
内陸線を重視した軍事背景がある。
それでも最後にひっくり返って、
東海道になったのだが ( ̄∇ ̄)

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我が東北地方も同様な理由で、
福島から山形、秋田経由で、
青森へ向かう奥羽本線も、
軍部の肝いりだったとか。

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全国的に有名な難所の、
福島・米沢間の板谷峠越えも、
そんな背景から難工事が決行された。
平成初期の山形新幹線開通まで、
4駅連続スイッチバックって伝説でしょ?

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今でも車窓は、
人跡未踏の地の秘境感ぷんぷんだ。
よくぞ開通させた苦労に思いを馳せる。

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さて本書では以前より気になっていた、
八戸市の八戸駅の位置が解説されていた。
  → 陸奥八戸紀行(1)
  → 農家の休日・・・北の街 八戸へ


東北新幹線も停まる八戸駅は市街地の西外れで、
海岸線の市街地へタクシーで行こうものならば、
乗車料金は4000円とか!(゚o゚;
里帰りでも気安く使えないのでは・・・(-_-)

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その理由は本書によれば、
そもそも市街地ド真ん中(現・本八戸駅付近)を、
通す計画であったが、軍部が海からの攻撃に、
曝されにくい内陸部としたのだとか。
現在の八戸市の人たちにはイイ迷惑だわな (--#)


そんな知識を胸に汽車旅へ行きたい!
ま、STAYでもあれこれ愉しいっス (^_-)☆


ふしぎな鉄道路線: 「戦争」と「地形」で解きほぐす (NHK出版新書)

ふしぎな鉄道路線: 「戦争」と「地形」で解きほぐす (NHK出版新書)

  • 作者: 正浩, 竹内
  • 出版社/メーカー: NHK出版
  • 発売日: 2019/07/10
  • メディア: 新書



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