SSブログ

オレの城! 金沢城 [-2018旅行・地域]

やってきました北陸路、ここは加賀120万石前田家の金沢城跡。
歩道は舗装され復元物が主なれば、
市民憩いの公園、テーマパークというスタンスが適切かも。

910.JPG

加賀藩祖は文武の名将、人望も篤かった前田利家だが、
有名すぎる賢妻お松(芳春院)も、利家亡き後の藩の安定に尽力したは有名だ。
そして、その後も輩出する名君の多さも特徴的な藩だ。

関ヶ原の戦い直前の、全国の100万石を超える大大名は、
徳川家康、上杉景勝、毛利輝元、前田利長の4家。
戦いに勝利した家康は楯突いた上杉、毛利は30万石ほどに大減俸したが、
結果的に静観した前田はお咎めなく120万石のまま。
しかし開府以降の江戸幕府の、外様で強大な前田家に対する監視は厳しく、
ともすれば些細なことから減俸、取り潰しの機会を虎視眈々と伺っていたが、
歴代の優秀な藩主の指導のもと、
文化工芸へ力を入れるなど恭順の姿勢を明らかにし続け、
見事に明治の世まで家を保った。

そんな加賀藩、前田家の中心地金沢城跡で歴史の息吹を感じてみませうぅ!
  → 金沢城公園

911.JPG


城は表門にあたる大手門(尾坂門)より威風堂々と入場なりけり~(^^)/

912.JPG

913.JPG

かつて大学が建っていた跡地の新丸広場の広さに圧倒される。
そして芝の緑と空の青さの清々しさよ ヾ(^v^)k

914.JPG

915.JPG

城の3大門のひとつ河北門の一の門は高麗門だ。

916.JPG

奥の菱櫓が大迫力!

しかし何れの櫓、門などの壁も、
白漆喰と海鼠(なまこ)模様で女性的な優雅さを醸し出している。
織田信長の与力より駆け上った武門の家だが、
徳川幕府の太平に恭順する世の中で、文化工芸への道を歩んだ証拠でもあろう。

918.JPG

二の門は入母屋造りの櫓門だ。

919.JPG

920.JPG

感慨と感動に耽りながら見学し写真を撮っていると、
隣上で草刈り作業をしていた方が機械を止めて、
私の邪魔をしないように気遣ってくれているようだ。
その好意に甘えて存分に見学させて頂きます、と軽く会釈をする。

917.JPG

河北門から出た三の丸広場からの菱櫓・五十軒長屋・橋爪門続櫓と、
緑の芝生と青い空白い雲が最高に美しい・・・オレは熱いが暑さも忘れるかも ヾ(^v^)k

923.JPG

そして江戸時代より現存する石川門が重要文化財で、
城自体と、また隣接する兼六園とも併せたシンボルとも云えるかも。

925.JPG

926.JPG

927.JPG

928.JPG

929.JPG

門の中でも石垣が異なるなど細かい見所も多い (^^)d

930.JPG

案内所内にあった場内案内模型。

932.JPG

堀も暑さの涼として好い感じだ。

933.JPG

金沢は用水路整備が秀逸な街であり、もちろんそれは藩政時代からのもの。

934.JPG

壁の構造など、各所で様々な展示が判り易く興味深い。

935.JPG

明治期には陸軍駐屯地となったために、トンネルなどが新たに工事された遺構も。

936.JPG

937.JPG

数少ない現存建築物のひとつ、三十軒長屋も重要文化財だ。

938.JPG

整備された二の丸広場の広さにも圧倒される。
菱櫓・五十軒長屋は有料で内部見学が可だが今回は時間が無く諦める (ノД`)

939.JPG

極楽橋。

942.JPG

現在も各所の復元作業が続く・・・ここは玉泉院丸跡。

944.JPG

金沢城は「石垣の博物館」とも呼ばれ、各時代の様々な技法、工法に溢れている。

943.JPG

石垣巡りに絞って園内を見学するだけでも2時間は要するボリュームかも。
様々な石垣技法・工法は、やはりじっくりと見学したいものだ。

945.JPG

今回は時間の都合でそそくさと園内を突っ切り雰囲気を確認したのみ。
現在も各所で復元作業が続いているので、
いつかの次回の訪問も、3回目の兼六園訪問と併せて愉しみではある城跡だ。

949.JPG

先の岐阜城は戦国期の荒々しさを象徴する険峻な山城であったし、
彦根城は太平期の徳川譜代大名の平山城としてほぼ完全な姿を後世に伝えていた。

対して金沢城は外様大名ゆえの控えめな印象を受けるが、
それは文化工芸の藩、街として成り立ってきた歴史から受けるものかもしれない。


まずは、さらば金沢城!  ヨボヨボ爺さんになったらまた来るかも m(^^)v





nice!(0)  コメント(0) 

nice! 0

コメント 0

コメントを書く

お名前:
URL:
コメント:
画像認証:
下の画像に表示されている文字を入力してください。

※ブログオーナーが承認したコメントのみ表示されます。

Facebook コメント