越後湯沢秋桜ハーフマラソン大会2013(2) そして2秒 [ランニング(大会・遠征ラン)]
やはり厳しかったガチレース、とにかくオレはゴールに駆け込んだ。
《 いつものガチテーマBGM → Theme from Star Trek 》
では地図とコース写真(下見時撮影)でレースを振り返る。
《 地図A 》 競技場前をスタートし山へ向かい、再び戻ると13km地点手前だ。
【 A地点 】 スタート地点からじわじわと上る。
スタートの混雑の中、コースは90°曲がりの鍵状が続くが、
目標ラップ4分40秒/kmを意識し、忍者のように小刻みに左右に進路を変更し、
ゆっくりのランナーを追い抜きながら、シュシュシュ&チョコチョコと走る。
厳しいコースゆえに最初からペースを掴むことが重要だ。
《 地図B 》 一部供用だがほとんどは上り往路と下り復路が異なり競技場へ戻る。
コース上は1kmごとに表示があるので助かる。
3kmまでは目標ラップを維持するが、やはり少々無理をしている感は否めない。
とにかく7km手前までの標高差約200mのきつい上りで、
如何に踏ん張れるかの前半でレース結果が決まると云っても過言では無い。
【 B地点 】 いよいよ本格的な坂だが下見のおかげで精神的には楽だ。
あそこが頂上で、その後は下る、と知っているので、
周囲も同様にゼイゼイと息が苦しくペースが上がらない中を追い越し上る。
コースを知っていることは精神的にかなり助かる。
【 C地点 】 やがて5km地点のつづら折りが最大の難所。
ゲロでそう・・・(ノД`) と泣きの足取りで、
ラップは5分14秒で5km通過は23分54秒なれば、目標に34秒遅れ。
ここでエイドの給水があるが、陽射しが燦々と強く非常に暑いので、
後半が心配なのでスポーツドリンクを取る。
走りながら息を止めて一口、そして一口とだが、その瞬間も非常に辛い。
この後も全5箇所全てで取ることにする。
【D地点】 そして視野的に辛い直線の上りが1.5km続く。
やはり辛い。
このままのペースでは、やがて潰れる不安が脳裏をよぎるが、
記録を意識したガチレースなれば、行けるところまで行くが勝負であろう。
周囲も息が荒く、各自闘っているなれば、オレも負けられない。
でも辛い・・・歩きたい・・・休みたい・・・心の葛藤Max。
この辺で前方に招待ランナーの高橋勇市の姿が見えるが、どうも抜けそうな様子だ。
アテネのゴールドメダリストを!
へなちょこなオレだが、抜いちゃうよ~ん ♪
追い抜く瞬間にひと声掛けようかと思ったが、
ヤボったいと思う以上に、話しかける余裕が無かったが正直なところだ。
・・・でもココは後日非常に後悔してしまうシーンだったりする・・・(ノД`)
【 E地点 】 やがて上りきり同様に長い下りに入る。
そう、ここは下見の時に高橋勇市と奥さん?にすれ違った場所だ。
上りで消耗した疲労は、下りでペースを大きく落とすことなく上手く休みながら走りたい。
【 F地点 】 木陰と風が涼しく気持ち好い。
下りでは周囲に見事なほど抜かれまくる=みんな凄く速い!
オレってそんなに遅いのか? と思わず焦ってラップを確認するが、
4分8秒、4分15秒/kmと全く悪くない。
ここは周囲の速いランナーに惑わされずに自分のペースを維持するべきで、
上りの遅れを徐々に取り返しつつ、下りでもダメージを受けないように冷静に走る。
【 G地点 】 やがて8.5km地点でもエイドが待ち受ける。
エイドの手前で背中の腰に挟んでいた、念のために準備したジェルを口にする。
ネバネバの口と扱った手を給水で洗い流す。
これで終盤のエネルギー枯渇の心配は無いだろう、と精神的安堵を得ることが重要だ。
【 H地点 】 この上り坂でハムストに違和感を抱く (~_~;)
やはり無理が祟っているのだろう、後半に一抹の不安を抱えることになる。
【 I地点 】 左前方奥に折り返しの越後湯沢駅周囲のホテル等が見える。
あそこまで約6~7kmとまだまだ遠い。
10km通過は目標46分40秒に対し46分13秒と27秒も速く、上りの遅れを完全に挽回だ。
もちろん疲労感が漂うがこれは行けるかもしれない!と望みがわく。
そして気になる12km通過は目標56分0秒に対し、
なんと55分6秒と逆に54秒もの貯金を作ってしまった! (゚o゚;
日頃のへなちょこぶりからは想像も出来ない展開は、まさにレースのマジック。
【 J地点 】 そして競技場前へ戻るが13km手前地点となる。
やはりトップは上武大学の選手らしい。
後続も如何にも速そうなランナーばかり。
やがてオレさま参上~♪
既に腰が落ちた後ろ姿と下向き目線は疲労感の哀愁がぷんぷん ♪ と漂い、
後半の辛そうな展開が容易に読み取れる ( ̄∇ ̄)
「いいペースだ! このまま行け~!」
ふと沿道の歓声に反応し顔を向けると、
何と! 新潟在住の知り合いの先輩が応援してくれているではないか!
「湯沢に応援に行くのでみっともないレースすんなよ」
・・・と先に連絡を頂いていたが、本当に来て下さった=ガンバらねば (-_-)d
さて、第2ウェーブスタートの相棒はどうなったかというと・・・
何とか競技場前へ約1時間20分で戻り、ここで無念・・・
というか予定通り?のリタイヤ (>_<)
長いブランクでいきなりの、あの厳しい山往復では想像どおりではあるが。
自分では6分~6分30秒/kmペース位では走れるだろうと思っていたらしいが、
想像以上に体が重く動かず、レース人生初の途中棄権となった。
この現実を受け止めて再び100kmウルトラマラソンへ復活してほしいものだ。
あの時のようなドキドキハラハラの濃厚な共有感を過ごせる機会をオレは望んでいる。
【 K地点 】 ここからのコースは折り返し道路で、多くのランナーと対面する。
《 地図C 》 13~14kmはさほど勾配は無いが、その先の越後湯沢駅前の折り返しまでは、
基本的に下りで、駅前はアップダウンが連続し、それは折り返し後はそのまま上りとなる、
これまたお疲れの終盤に嬉しい泣きが入るハードなコース。
平坦部を過ぎると陽射しがやけに強く感じ暑さが気になる。
明らか消耗し疲れているのだ。
ペースは5分/kmを切っているが足が異様に重い。
やはり前半の無理が現れ始めているのか。
辛い感に縛られる・・・歩きたい・・・暑いの嫌だ・・・止めたい・・・心の葛藤やはりMax。
そんなところで再び声援が聞こえる。
「ねばれ~、辛抱だ~、まだ行けるぞ~!」
なぜかここにも先輩が居て、一眼レフで写真を撮りつつ気合いを投げかけてくれる。
(後で聞くと折り畳みチャリで移動していたとのこと・・・さすが!)
15km通過は目標1時間10分0秒に対し1時間9分10秒と、
まだ50秒も速く希望はある。
しかし、その15km過ぎの立体交差でくるっと一周し上る跨線橋の、
約300mが最高に辛くゲロでそう (ToT);;; この辺より視界は半分かも (>_<)
【 L地点 】 やはり越後湯沢駅前のアップダウンが、
まるでジェットコースターの急坂、壁に感じる・・・そして暑さがさらに消耗を加速させる。
また、さらにオレを消耗させて悩ませているのは、先ほどから時折ぷ~ん♪と漂う香りだ。
どーも原因はサンバイザーの下のヘアバンドらしい。
超クッサ!
サイコーに香る芳醇な香りが頭をクラクラさせて気力と思考力を奪っている (ToT);;;
【 M地点 】 連続するアップダウンで足取りはカメさん走法極めり (ノД`)
その芳醇な香りに耐えきれず、ここのエイドのゴミ箱へヘバンドを投げ捨てる。
残りの距離では、サンバイザーを締め付ければ問題は無かろう。
とりあえず問題をひとつ片付けてのろのろと走るが・・・辛い × 辛い × 辛い。
ここでは5分34秒/kmも要してしまい、一気に貯金を吐き出す=赤信号点滅!
「やはりこのコースで自己ベストなんて無理だったんだ・・・辛い・・・止めたい・・・」
完全に弱気な思いしか頭に浮かばない。
くるっと立体交差を下りた後の、上りと直線に意識は混濁で視界はほぼ20°?
19km通過は1時間29分55秒。
自己記録1時間40分13秒には、あと2.1kmを10分17秒以内で、
否、計時誤差を考えれば10分以内で走りきればよい=
厳しい現状だが、ここに至っても一縷の可能性は残されているのだ!
しかし足が動かず、この1kmでは5分22秒も要してしまった (ノД`)
「・・・ラスト・・・kmだ、ねば・・・~ まだま・・・ゆけ・・・ぞ~」
どこかで先輩の声が聞こえたような気がする・・・。
《 地図D 》 20km過ぎのラストはほぼ平坦で競技場前まで若干下りだ。
辛い上りを進んだ20km通過は1時間35分18秒。
全く希望が無くなったようではないらしい。
なれば最後の気力を振り絞るのみ。
小刻みなピッチよりも大股なストライド走法の方が速く行けるような気がする。
ジャイアント馬場のようなストライド!(・・・のつもりだが、周囲にはそう見えないかも)
息が苦しく手が痺れる・・・。
酸欠で視界は、おぼろげな点のようにしか感じない・・・。
【 N地点 】 この信号を少し越えれば後は下り勾配だ。
たった1kmだ、死力を振り絞ればラストでも4分/kmで走れることもあったじゃないか!
自分を鼓舞する。
もはや理想のフォーム云々など気にもならず、大股で跳ねるように進むのみ。
痩せ我慢。
それなりに周囲のランナーを追い越すが、速いのか遅いのかも判らない・・・。
辛い・・・。
手足がバラバラになりそうだ・・・。
腰から下も痺れてきた・・・。
もうちょっとだ・・・。
キツい・・・。
ゲロでそう・・・。
あそこだ・・・。
しかし遠い・・・。
・・・・・。
意識は朦朧極まり。
【 O地点 】 そして競技場のゴール地点。
10kmの部は白ゼッケンで、ハーフ第1ウェーブはピンクゼッケンだ。
このクソ暑い中くまモンの猛者がいる! スゲー!
そして高橋勇市もゴール。
あれ? オレは序盤5km先で追い越したはずだが、途中で抜かれた記憶が無い (゜o゜;
いつの間に=それほど視界は狭かった証拠かも (ノД`) 気付けず情けない (>_<)
やがてオレも競技場にたどり着く。
レース恒例の最後のダッシュが出来るのか!?
左への曲がり込みの勢いを利用し渾身のダッシュを試みる。
「ぬおおおおおおぉぉ!」
数名を抜くが、ひとり反応し追いかけてくる!
「ぐおおおおぉぉぉ!」
やがて並び併走・・・無酸素極まり視界ほぼゼロ!
「ううっ、まげねぇぞおぉぉぉ!」 思わずつぶやき絶叫。
が、約80mのダッシュ競走は最後に躱されてしまった。
そして腕時計を確認すると1時間40分13秒!
なんと偶然にも自己記録と同タイムだが計測誤差があるはずなので際どい!
激しい息切れの中、最後の競走相手と目が合ったので、お互い握手を交わす。
「負けたな・・・しかしタイムは5秒は詰まったよね、ありがとうございました (^^)/」
とにかくオレはゴールした。
後半は何度も止めたい衝動に駆られたが、何とか走りきった。
相棒と先輩が出迎えてくれた。
もはや記録云々など、どーでも好い達成感が全身を包み込む。
そして多くの素敵な女性たちに囲まれて、へたへたと倒れ込む。
正式記録は・・・1時間40分15秒・・・2秒届かずか!
(な~んか、今年は元旦マラといい、1ヶ月前の町民駅伝といい、わずか2、3秒に・・・)
しかしオレは全く悔いは無い。
自他共に不可能と思われたこの厳しいコースと暑さの中、よくぞ肉薄したものだ。
それは現状で可能な事前準備を行えたこと、
レース中は今年課題の “ 休まぬこと、気を抜かぬこと ” を実践できたことに満足だ。
結果へなちょこながらも、ほぼレースプランどおりに展開も出来たし (^^)
わずか2秒及ばぬとはいえ、他コース、或いは涼しい中では、
確実に自己記録更新できただろう手応えをしっかりと感じ取れたことが嬉しい。
まだまだ可能性はあると云うことを。
総合順位: 405位 (3384人 中)
種目別順位(男子45~49歳): 83位 (434人 中)
ゴールしたとたんに脹ら脛が痙り、しばらく動けない。腕も痛いし。
まだまだ続く周囲のレースを見守る。
「よくガンバったな! このコースで立派な記録だ。次はイケるな!
撮った写真をメールで送るからな。愉しみに待っていろ。んじゃな~」
しばし会話を交わした先輩はそそくさと会場を後にした・・・またお会いしましょう (^^)/
「さくらんぼのコースならば、もう5分は速かったんじゃねーの?」
そんな相棒の評価が最高に嬉しい (*^_^*)
初体験の記録更新を狙ったガチレースも好いものだ。
いつものように愉しく走ろう=1時間50分くらいで♪
などと思っても、たぶん苦しさはさほど変わらないだろう。
そして結局、何が愉しかったのか、よく判らなかったことも多いし・・・( ̄∇ ̄)
なれば事前に積極的に自己宣言して日々準備に励んだ方が、
よほど充実した時間を過ごせて好いような気がする。
オレはまだまだイケそうなんだ (^^)v
そんな確認ができた越後湯沢秋桜ハーフマラソン大会 万歳!
ランナーズチョイス=大会100選は噂通り好い大会でありました。
まずはさらばデス<(_ _)> (オマケ編へつづく)
《 いつものガチテーマBGM → Theme from Star Trek 》
では地図とコース写真(下見時撮影)でレースを振り返る。
《 地図A 》 競技場前をスタートし山へ向かい、再び戻ると13km地点手前だ。
【 A地点 】 スタート地点からじわじわと上る。
スタートの混雑の中、コースは90°曲がりの鍵状が続くが、
目標ラップ4分40秒/kmを意識し、忍者のように小刻みに左右に進路を変更し、
ゆっくりのランナーを追い抜きながら、シュシュシュ&チョコチョコと走る。
厳しいコースゆえに最初からペースを掴むことが重要だ。
《 地図B 》 一部供用だがほとんどは上り往路と下り復路が異なり競技場へ戻る。
コース上は1kmごとに表示があるので助かる。
3kmまでは目標ラップを維持するが、やはり少々無理をしている感は否めない。
とにかく7km手前までの標高差約200mのきつい上りで、
如何に踏ん張れるかの前半でレース結果が決まると云っても過言では無い。
【 B地点 】 いよいよ本格的な坂だが下見のおかげで精神的には楽だ。
あそこが頂上で、その後は下る、と知っているので、
周囲も同様にゼイゼイと息が苦しくペースが上がらない中を追い越し上る。
コースを知っていることは精神的にかなり助かる。
【 C地点 】 やがて5km地点のつづら折りが最大の難所。
ゲロでそう・・・(ノД`) と泣きの足取りで、
ラップは5分14秒で5km通過は23分54秒なれば、目標に34秒遅れ。
ここでエイドの給水があるが、陽射しが燦々と強く非常に暑いので、
後半が心配なのでスポーツドリンクを取る。
走りながら息を止めて一口、そして一口とだが、その瞬間も非常に辛い。
この後も全5箇所全てで取ることにする。
【D地点】 そして視野的に辛い直線の上りが1.5km続く。
やはり辛い。
このままのペースでは、やがて潰れる不安が脳裏をよぎるが、
記録を意識したガチレースなれば、行けるところまで行くが勝負であろう。
周囲も息が荒く、各自闘っているなれば、オレも負けられない。
でも辛い・・・歩きたい・・・休みたい・・・心の葛藤Max。
この辺で前方に招待ランナーの高橋勇市の姿が見えるが、どうも抜けそうな様子だ。
アテネのゴールドメダリストを!
へなちょこなオレだが、抜いちゃうよ~ん ♪
追い抜く瞬間にひと声掛けようかと思ったが、
ヤボったいと思う以上に、話しかける余裕が無かったが正直なところだ。
・・・でもココは後日非常に後悔してしまうシーンだったりする・・・(ノД`)
【 E地点 】 やがて上りきり同様に長い下りに入る。
そう、ここは下見の時に高橋勇市と奥さん?にすれ違った場所だ。
上りで消耗した疲労は、下りでペースを大きく落とすことなく上手く休みながら走りたい。
【 F地点 】 木陰と風が涼しく気持ち好い。
下りでは周囲に見事なほど抜かれまくる=みんな凄く速い!
オレってそんなに遅いのか? と思わず焦ってラップを確認するが、
4分8秒、4分15秒/kmと全く悪くない。
ここは周囲の速いランナーに惑わされずに自分のペースを維持するべきで、
上りの遅れを徐々に取り返しつつ、下りでもダメージを受けないように冷静に走る。
【 G地点 】 やがて8.5km地点でもエイドが待ち受ける。
エイドの手前で背中の腰に挟んでいた、念のために準備したジェルを口にする。
ネバネバの口と扱った手を給水で洗い流す。
これで終盤のエネルギー枯渇の心配は無いだろう、と精神的安堵を得ることが重要だ。
【 H地点 】 この上り坂でハムストに違和感を抱く (~_~;)
やはり無理が祟っているのだろう、後半に一抹の不安を抱えることになる。
【 I地点 】 左前方奥に折り返しの越後湯沢駅周囲のホテル等が見える。
あそこまで約6~7kmとまだまだ遠い。
10km通過は目標46分40秒に対し46分13秒と27秒も速く、上りの遅れを完全に挽回だ。
もちろん疲労感が漂うがこれは行けるかもしれない!と望みがわく。
そして気になる12km通過は目標56分0秒に対し、
なんと55分6秒と逆に54秒もの貯金を作ってしまった! (゚o゚;
日頃のへなちょこぶりからは想像も出来ない展開は、まさにレースのマジック。
【 J地点 】 そして競技場前へ戻るが13km手前地点となる。
やはりトップは上武大学の選手らしい。
後続も如何にも速そうなランナーばかり。
やがてオレさま参上~♪
既に腰が落ちた後ろ姿と下向き目線は疲労感の哀愁がぷんぷん ♪ と漂い、
後半の辛そうな展開が容易に読み取れる ( ̄∇ ̄)
「いいペースだ! このまま行け~!」
ふと沿道の歓声に反応し顔を向けると、
何と! 新潟在住の知り合いの先輩が応援してくれているではないか!
「湯沢に応援に行くのでみっともないレースすんなよ」
・・・と先に連絡を頂いていたが、本当に来て下さった=ガンバらねば (-_-)d
さて、第2ウェーブスタートの相棒はどうなったかというと・・・
何とか競技場前へ約1時間20分で戻り、ここで無念・・・
というか予定通り?のリタイヤ (>_<)
長いブランクでいきなりの、あの厳しい山往復では想像どおりではあるが。
自分では6分~6分30秒/kmペース位では走れるだろうと思っていたらしいが、
想像以上に体が重く動かず、レース人生初の途中棄権となった。
この現実を受け止めて再び100kmウルトラマラソンへ復活してほしいものだ。
あの時のようなドキドキハラハラの濃厚な共有感を過ごせる機会をオレは望んでいる。
【 K地点 】 ここからのコースは折り返し道路で、多くのランナーと対面する。
《 地図C 》 13~14kmはさほど勾配は無いが、その先の越後湯沢駅前の折り返しまでは、
基本的に下りで、駅前はアップダウンが連続し、それは折り返し後はそのまま上りとなる、
これまたお疲れの終盤に嬉しい泣きが入るハードなコース。
平坦部を過ぎると陽射しがやけに強く感じ暑さが気になる。
明らか消耗し疲れているのだ。
ペースは5分/kmを切っているが足が異様に重い。
やはり前半の無理が現れ始めているのか。
辛い感に縛られる・・・歩きたい・・・暑いの嫌だ・・・止めたい・・・心の葛藤やはりMax。
そんなところで再び声援が聞こえる。
「ねばれ~、辛抱だ~、まだ行けるぞ~!」
なぜかここにも先輩が居て、一眼レフで写真を撮りつつ気合いを投げかけてくれる。
(後で聞くと折り畳みチャリで移動していたとのこと・・・さすが!)
15km通過は目標1時間10分0秒に対し1時間9分10秒と、
まだ50秒も速く希望はある。
しかし、その15km過ぎの立体交差でくるっと一周し上る跨線橋の、
約300mが最高に辛くゲロでそう (ToT);;; この辺より視界は半分かも (>_<)
【 L地点 】 やはり越後湯沢駅前のアップダウンが、
まるでジェットコースターの急坂、壁に感じる・・・そして暑さがさらに消耗を加速させる。
また、さらにオレを消耗させて悩ませているのは、先ほどから時折ぷ~ん♪と漂う香りだ。
どーも原因はサンバイザーの下のヘアバンドらしい。
超クッサ!
サイコーに香る芳醇な香りが頭をクラクラさせて気力と思考力を奪っている (ToT);;;
【 M地点 】 連続するアップダウンで足取りはカメさん走法極めり (ノД`)
その芳醇な香りに耐えきれず、ここのエイドのゴミ箱へヘバンドを投げ捨てる。
残りの距離では、サンバイザーを締め付ければ問題は無かろう。
とりあえず問題をひとつ片付けてのろのろと走るが・・・辛い × 辛い × 辛い。
ここでは5分34秒/kmも要してしまい、一気に貯金を吐き出す=赤信号点滅!
「やはりこのコースで自己ベストなんて無理だったんだ・・・辛い・・・止めたい・・・」
完全に弱気な思いしか頭に浮かばない。
くるっと立体交差を下りた後の、上りと直線に意識は混濁で視界はほぼ20°?
19km通過は1時間29分55秒。
自己記録1時間40分13秒には、あと2.1kmを10分17秒以内で、
否、計時誤差を考えれば10分以内で走りきればよい=
厳しい現状だが、ここに至っても一縷の可能性は残されているのだ!
しかし足が動かず、この1kmでは5分22秒も要してしまった (ノД`)
「・・・ラスト・・・kmだ、ねば・・・~ まだま・・・ゆけ・・・ぞ~」
どこかで先輩の声が聞こえたような気がする・・・。
《 地図D 》 20km過ぎのラストはほぼ平坦で競技場前まで若干下りだ。
辛い上りを進んだ20km通過は1時間35分18秒。
全く希望が無くなったようではないらしい。
なれば最後の気力を振り絞るのみ。
小刻みなピッチよりも大股なストライド走法の方が速く行けるような気がする。
ジャイアント馬場のようなストライド!(・・・のつもりだが、周囲にはそう見えないかも)
息が苦しく手が痺れる・・・。
酸欠で視界は、おぼろげな点のようにしか感じない・・・。
【 N地点 】 この信号を少し越えれば後は下り勾配だ。
たった1kmだ、死力を振り絞ればラストでも4分/kmで走れることもあったじゃないか!
自分を鼓舞する。
もはや理想のフォーム云々など気にもならず、大股で跳ねるように進むのみ。
痩せ我慢。
それなりに周囲のランナーを追い越すが、速いのか遅いのかも判らない・・・。
辛い・・・。
手足がバラバラになりそうだ・・・。
腰から下も痺れてきた・・・。
もうちょっとだ・・・。
キツい・・・。
ゲロでそう・・・。
あそこだ・・・。
しかし遠い・・・。
・・・・・。
意識は朦朧極まり。
【 O地点 】 そして競技場のゴール地点。
10kmの部は白ゼッケンで、ハーフ第1ウェーブはピンクゼッケンだ。
このクソ暑い中くまモンの猛者がいる! スゲー!
そして高橋勇市もゴール。
あれ? オレは序盤5km先で追い越したはずだが、途中で抜かれた記憶が無い (゜o゜;
いつの間に=それほど視界は狭かった証拠かも (ノД`) 気付けず情けない (>_<)
やがてオレも競技場にたどり着く。
レース恒例の最後のダッシュが出来るのか!?
左への曲がり込みの勢いを利用し渾身のダッシュを試みる。
「ぬおおおおおおぉぉ!」
数名を抜くが、ひとり反応し追いかけてくる!
「ぐおおおおぉぉぉ!」
やがて並び併走・・・無酸素極まり視界ほぼゼロ!
「ううっ、まげねぇぞおぉぉぉ!」 思わずつぶやき絶叫。
が、約80mのダッシュ競走は最後に躱されてしまった。
そして腕時計を確認すると1時間40分13秒!
なんと偶然にも自己記録と同タイムだが計測誤差があるはずなので際どい!
激しい息切れの中、最後の競走相手と目が合ったので、お互い握手を交わす。
「負けたな・・・しかしタイムは5秒は詰まったよね、ありがとうございました (^^)/」
とにかくオレはゴールした。
後半は何度も止めたい衝動に駆られたが、何とか走りきった。
相棒と先輩が出迎えてくれた。
もはや記録云々など、どーでも好い達成感が全身を包み込む。
そして多くの素敵な女性たちに囲まれて、へたへたと倒れ込む。
正式記録は・・・1時間40分15秒・・・2秒届かずか!
(な~んか、今年は元旦マラといい、1ヶ月前の町民駅伝といい、わずか2、3秒に・・・)
しかしオレは全く悔いは無い。
自他共に不可能と思われたこの厳しいコースと暑さの中、よくぞ肉薄したものだ。
それは現状で可能な事前準備を行えたこと、
レース中は今年課題の “ 休まぬこと、気を抜かぬこと ” を実践できたことに満足だ。
結果へなちょこながらも、ほぼレースプランどおりに展開も出来たし (^^)
わずか2秒及ばぬとはいえ、他コース、或いは涼しい中では、
確実に自己記録更新できただろう手応えをしっかりと感じ取れたことが嬉しい。
まだまだ可能性はあると云うことを。
総合順位: 405位 (3384人 中)
種目別順位(男子45~49歳): 83位 (434人 中)
ゴールしたとたんに脹ら脛が痙り、しばらく動けない。腕も痛いし。
まだまだ続く周囲のレースを見守る。
「よくガンバったな! このコースで立派な記録だ。次はイケるな!
撮った写真をメールで送るからな。愉しみに待っていろ。んじゃな~」
しばし会話を交わした先輩はそそくさと会場を後にした・・・またお会いしましょう (^^)/
「さくらんぼのコースならば、もう5分は速かったんじゃねーの?」
そんな相棒の評価が最高に嬉しい (*^_^*)
初体験の記録更新を狙ったガチレースも好いものだ。
いつものように愉しく走ろう=1時間50分くらいで♪
などと思っても、たぶん苦しさはさほど変わらないだろう。
そして結局、何が愉しかったのか、よく判らなかったことも多いし・・・( ̄∇ ̄)
なれば事前に積極的に自己宣言して日々準備に励んだ方が、
よほど充実した時間を過ごせて好いような気がする。
オレはまだまだイケそうなんだ (^^)v
そんな確認ができた越後湯沢秋桜ハーフマラソン大会 万歳!
ランナーズチョイス=大会100選は噂通り好い大会でありました。
まずはさらばデス<(_ _)> (オマケ編へつづく)
2013-10-12 07:13
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