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オレの寺!医王寺(福島市) [2019-旅行・地域]

源平合戦で活躍した源義経の四天王、
佐藤継信、忠信公ら佐藤一族の菩提寺。

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名湯飯坂温泉で有名な、
福島県福島市飯坂町に在所だ。
  → 真言宗豊山派瑠璃光山 医王寺(公式HP)

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山門前の受付へ納経印帳を預けて参拝だ。

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平成8年(1996年)天皇皇后両陛下が、
皇太子殿下同妃殿下時代に行啓されている。
それ程の何かがあるだろう寺だろうし、
オレも同じ土を踏み締めるか (^^)

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推定樹齢300年のシラカシ。

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直前の通り雨があがり清々しい。

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右手の内門から本堂へ。

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我が家と同じ真言宗豊山派は、
弘法大師(空海)がお出迎え。

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誰もいない本堂内へも上がりウロウロ。
なるほど、良いものを拝観できた。

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ところで、この蓮は岩手県平泉町の、
中尊寺の株分けとのこと。
  → オレの寺!中尊寺

昭和25年(1950年)中尊寺の発掘調査で、
奥州藤原4代泰衡公の首桶から、
約100粒の蓮の種が発見され、
当時の権威らにより発芽、開花に成功した。
そして中尊寺に植えられて
「中尊寺ハス」と。
後に縁により、その株分けが当寺に。
800年の眠りから目を覚まし、
平安の香りを今に伝える浪漫に、
静かな感動を覚える (*^_^*)ウーム

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傍らには元禄期に、
松尾芭蕉が訪問した句碑が建っている。

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先日も芭蕉にゆかりの地で、
今回もカスったネ ヾ(^v^)k
  → 地域浪漫・・・堺田分水嶺をみた

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そして主従の像。

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義経の旗揚げに従い、
西国へ戦い進めたが、兄弟は戦死し、
再びこの地を踏むことはなかったか。
その義経も最期は非業の死を・・・合掌。

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そんな悲しい気持ちを慰める、
今が見頃の多くの紫陽花よ。

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さらに奥へ歩を進め奥の院、
鯖野薬師堂(さばのやくしどう)へ。

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その裏手だ。

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佐藤継信と忠信兄弟の墓碑。
墓はすべて凝灰岩の板碑で作られており、
かつてこのお墓の石を削って、
飲むと病が治ると信じられており、
削られた跡が見られる。
(東京両国の回向院の、
 鼠小僧次郎吉の墓と同じだ!
 オレも削った粉を持ってるヨ~ん ♪ )

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その父母の佐藤基冶・乙和の墓碑。

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すぐ傍にある古木が「乙和の椿」で、
つぼみのまま開かずに落ちてしまうらしい。
帰らぬ兄弟を母は悲しみ、
その母情が宿った椿との伝えだ。

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苑内には石造りの碑が多いも当地の特徴か。

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帰路で中尊寺ハスを渡る。
800年前の平安浪漫を噛み締めていると、
後ろからブーブー!とエンジン音が・・・。

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受付の若い住職が刈払機を振り回している。
毎日の仕事を思い出させ、
浪漫から一気に現実へ冷める (>o<)

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瑠璃光殿(るりこうでん)なる宝物館は、
義経や佐藤兄弟ゆかりの物等、
文化財が多数で何気に見応えがあった。

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なかなか軽く感動の後、
受付で納経印帳をいただき退散するが、
その山門横の顔出し記念撮影板が興味深い。

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一般的な感覚では佐藤兄弟と思うが、
なぜか、その妻たちなのだ!(゚o゚;ナゼ

継信・忠信兄弟が壮絶な最後を遂げ、
悲しみにくれる老母乙和の姿を見ていた、
兄弟の妻、若桜・楓たちは、
気丈にも自身の悲しみをこらえて、
夫の甲冑を着装。
若桜は長刀を、楓は弓矢をたずさえ、
勇ましい武将の姿になり、乙和の前に現れ、
「継信・忠信ただいま元気で凱旋しました」と言い、
乙和を元気づけたとのことだ・・・。゚(゚´Д`゚)゚。。。。

この美談を伝える、
そのセンスに拍手を送りたい d(^^)

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医王寺入り口脇には芭蕉坂が。
佐藤氏の居城大鳥城との往来でも、
芭蕉以下、この物語の、
多くの人々も通ったと想像される。

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地方のそれ程大きくないお寺だが、
溢れる物語と浪漫は全国区=
=天皇皇后陛下をお迎えするに値も納得。
こんなことが好きなキミ、いざ参れ。

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今までも幾度も飯坂では、
ウロチョロしていたくせに、
今頃気付いているもオレらしい (^_-)☆



紅葉、雪景色・・・
いつか異なる時期にも参拝してみっか!




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