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オレの神社!・・・久能山東照宮 [-2018旅行・地域]

みちのく出羽の国より、バスでやって来ました、
ここは駿河の国、国宝 久能山東照宮

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徳川家康は1616年4月に駿府城(静岡市)で没するが、
その直前に以下の様な遺言を残している。

1. 遺体は駿府城の近くの久能山に納めること。
2. 葬儀は江戸の増上寺(港区、将軍家の菩提寺)で行うこと。
3. 位牌は三河の大樹寺(愛知県岡崎市)に建てること。
4. 一周忌を過ぎたあとに、日光に「小さな」堂を建てて、
 関東の鎮守(守り神)として勧請するように。

そこで家康が埋葬されたのが久能山東照宮で、
一周忌に日光東照宮に移されることになる。
そして遺言4の意味が深いようで家康は神格化され、
生地の岡崎、再勇躍の江戸、晩年の駿府と、
それらが繋がる “ 東照宮 ” はミステリーの香り高い。
それが「東照宮を巡る聖なる3本のライン」で、
判りやすい説明を見っけ→ こちら を参照あれ。

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そんな予備知識で、家康晩年の地域 駿府=
=静岡市でも屈指の観光地へいざ突撃 (^^)/


ではBGMはこれで決まりっしょ!
【冨田勲:NHK大河ドラマ「徳川家康」オープニングテーマ】
(重厚な音色は大音響でイコーぜ! )


さて日本平ロープウェイより苦労なく入口の社務所へ。
(それでイイのか!・・・は後述)

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傍には奉納された「しかみ像」の彫刻が。
家康2大危機のひとつ、
武田信玄との三方原の戦いで惨敗し、
命からがら浜松城へ逃げ込んだ時の屈辱を、
後世の戒めとした絵がそれだ。

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では家康の最初の墓所を参拝。
心頭滅却し心静かに歩むべし ヽ(゜Д゜)ノ

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楼門には「東照大権現」と。

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家康38歳時の手形って本当かよ?(-_-)

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石段大好き ♪
一歩一歩踏みしめて高みへ至ることが。

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やがて国宝の拝殿、本殿へだが、
この石段は通行不可だ。

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その唐門。

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と、その傍の神楽殿にはプラモデル等が。
静岡はおもちゃ、プラモデルのメーカーが多く、
様々に奉納されているようだ。

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何と、限定品の「家康ガンダム」が!(゜o゜;
欲しい・欲っしい・欲すい!!!

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さてその先の日枝神社にて家康の遺訓が。
幼少期を今川家で人質として過ごし、
織田信長、豊臣秀吉の側で天下統一を支え、
最後には自らが天下人へ昇りつめたからこそ、
語った意味深い言葉のように感じられる・・・う~む。

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人の一生は重荷を負うて遠き道を行くがごとし。
急ぐべからず。
不自由を常と思えば不足なし。
こころに望みおこらば困窮したる時を思い出すべし。
堪忍は無事長久の基、いかりは敵と思え。
勝つ事ばかり知りて、負くること知らざれば害その身にいたる。
おのれを責めて人をせむるな。
及ばざるは過ぎたるよりまされり。

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そしていよいよ国宝の拝殿と本殿だ。

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豪華絢爛に感服。
(何れの東照宮でもだが・・・(^^))

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んで石の間から廟門の先へ。

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家康に仕えた武将たちが奉納した、
石灯籠が据えられていて厳かな雰囲気が。

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ほどなく家康を埋葬した神廟へ。
遺命により西向きがポイント d(^_-)

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隣の「金の成る木」とは、この大樹の楠のようだ。
その意図を汲み拝礼 <(_ _)>

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荘厳で静謐な空気を感じつつ、
帰路の石段を下り、再びの本殿・拝殿を。
イイものはイイ ヾ(^v^)k スバラスィ

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唐門も素晴らしい。
その周囲のいちいちの彫刻群にもうっとり ♪

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その後はさらに愉しみの博物館=宝物館へ。

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凄く貴重な「洋時計」もだが、
オレさまは有名な家康の具足「白檀塗具足」を!
いやぁ、ヨカタよかった (*´▽`*)

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さてこの山頂にはロープウェイによる参拝だが・・・

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ここは王道の表参道も確認すべく、軽く下る。

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そこが一の門であるか。

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この急峻な崖を葛折りの石段参道が!(゜o゜;

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この参拝のために日本平ロープウェイを目指して、
バスは海沿いのR150久能街道を通ったが、
実は、その時にオレさまは壁のような表参道をキャッチ!
オレの身近では、あの山寺の参道か!(゜o゜; と。

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次の写真は合成でもあるが、ううぅむ (~_~;)

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この久能山東照宮への参拝には、
ロープウェイによるアクセスでは、
神廟までの石段は約120段。
しかし山の下の表参道からは約1200段。
どこでもだが参拝の基本は表参道を行くことで、
また、ここではさらに前述の遺訓が浮かぶ。
「人の一生は重荷を負うて遠き道を行くがごとし」
一歩一歩苦労して足元を踏みしめて、ここへ至るべき!
と、いつかの再参拝では表参道で、
と内心ひっそりと誓うオレさまであった d(^^) エライ

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ゆえに日々の仕事で心身を鍛えておかなくては!
“ 健脚であることが仕事も趣味も制す ”
と明日へ向けて鼻息荒きモチベーションを抱く、
よき参拝でありました <(_ _)>謝々

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しかし各地で「東照宮」は多い。
その日光は6回ほど。
  → オレの神社! 日光東照宮
そして我が家の新たなページの発起ともなる上京時では、
  → オレの神社! 上野東照宮
他は仙台市の仙台東照宮も参拝したことがある。

まずは意味深な東照宮のひとつの参拝機会に感謝。
今後も攻めるぜ各地の東照宮、
待っていなさいカモ~ン (^^)/



PS.
ところであらためてNHK大河ドラマのオープニングだが、
小さな川の流れが滝や急流を経て、
徐々に大きくなり、最後は海に至る映像が、
放映当時は高校生で特に何も思わなかったが、
50歳を過ぎた今は感じるものがあるよなぁ・・・。
田中角栄元首相の、
「末ついに海となるべき山水も
  しばし木の葉の下くぐるなり」
という言葉にも通じるは、若き日の苦労=
=下積み経験の重さを説いているかも。


山岡荘八原作、役者も豪華絢爛、
もう1回観たくなってきたな (^_-)☆


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